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お寺でお願いしてはいけない?宗派によって違う?

お役立ち情報

お寺でお願いしてはいけないというのを、しばしば耳にします。

多くの方がお寺でのお願い事について誤解を持っています。

すべてのお願い事が不適切なわけではありません。

実際、お寺で行うべきお願い事として適切なものは、自己の成長や精神性の向上に関連する内容が中心です。

たとえば、学業成就や家族の健康を祈るなど、他者や社会に貢献する意識が反映されたお願い事です。

今回はお寺でお願いしてはいけないのかについて詳しくご紹介します。

お寺でお願いしてはけない?宗派によって違う?

浄土真宗のお寺では、お願いしてはいけないとされています。密教系のお寺では、お願いしても大丈夫で、祈願をする護摩祈祷などもあります。

初詣で客が多いとされている、成田山新勝寺(千葉県)、浅草寺、(東京都)川崎大師(神奈川県)も密教系です。

人のの苦しみの原因は煩悩・執着と言われています。お願いごとをしてもすぐ次の願いを叶えて欲しいと、欲がどんどん出てきます。苦しみになるようなことを仏様は望んでいないとされています。

とくに浄土真宗では仏様にお願いするのではなく、仏様の願いを聞くと宗教と言われています。

お寺でお願いしてはいけない?お寺でお願いすべきでない事柄

お寺で避けるべきお願いことは、主に自己中心的な内容や他人の不幸を願うようなものです。これは仏教の教えと相反する行為であり、一般的に「人を呪わば穴二つ」という諺にも表されている通り、他人に害を願うことは結局自分にも不幸をもたらすとされています。例えば、「あの人が失敗しますように」という願い事は、敬遠されるべきです。仏教では、すべての生きとし生けるものは繋がっており、他者への悪意は自身にも跳ね返ると教えられています。

お寺でのお願いの正しい参拝方法

正しい参拝方法

お寺でのお願い事をする際は、努力と感謝の精神を前面に押し出した表現を心がけることが重要です。まず、お寺に訪れた際は、自らの名前と住所を述べ、仏前で深く頭を下げることから始めます。「○○を成し遂げるために努力していますので、見守ってください」というように、自らの努力を誓いつつ、その過程を見守ってもらいたいと願うのが好ましい表現です。このような表現は、他力本願ではなく、自己の成長と努力を前提としているため、仏教の教えにも合致しています。

お寺参拝のマナーと手順

お寺と神社では参拝のマナーが異なります。お寺での参拝は、静寂と敬意をもって行うことが基本です。まず、お寺の山門をくぐる際は、軽く一礼をすることから始めます。その後、本堂に向かいながら、敷地内の清潔を保つことを心がけましょう。お寺では、神社のように拍手を打つことはせず、手を合わせて静かに祈ります。参拝の際は、深く二礼し、手を合わせて心の中で願い事を唱え、最後にもう一度深く頭を下げるのが一般的な流れです。

お賽銭の知識:いくら入れるべき?

お賽銭には特定の金額が決まっているわけではありませんが、心を込めて奉納する金額を選ぶことが大切です。一般的には、5円(ご縁がある)や50円(ご縁が広がる)など、縁起の良いとされる金額が選ばれがちです。しかし、実際には「心からの感謝や願いを表す金額であれば、いくらでも良い」とされています。お賽銭は、その場の気持ちを表すものと捉え、自分にとって意味のある金額を選びましょう。

まとめ

お寺でお願いごとをすることは、宗派によっては、仏教の教えに反する場合があり、慎重な配慮が必要です。

浄土真宗のお寺は、お願いごとをしてはいけないですが、密教系のお寺は祈祷なども受けていて、お願いごとをしてもいいお寺です。

お寺での参拝は、心を静めて敬意をあらわす大切な行為です。マナーや手順を守ることで、心豊かな体験ができるでしょう。

また、お賽銭は心からの感謝を形にするものですので、金額にとらわれずに、その場の心境を大切にすることが肝心です。